ほくろとは世間でいう俗名で「黒子」と書き、専門用語は色素性母斑(しきそせいぼはん)です。
その名の通り色は黒色が多いです。
大きさは数ミリの細かいものから、2センチ以上の大きさがあるものと色々です。
厚さも隆起しているもの、扁平なものと様々で、深さも浅いもの、深いものとそれぞれに違います。
これらの形状の違いは、メラニン色素を作る母斑細胞の量や位置により決定します。
ほくろは大きさの違いで単純黒子(たんじゅんこくし)、色素性母斑(しきそせいぼはん)に別れます。
まず単純黒子について説明します。
単純黒子は皮膚の表面に近い部分にあるメラニン細胞が、メラニン細胞を過剰に生産した結果できたものです。
色は薄茶色~褐色、黒色とさまさまです。
色が薄いものなどはシミのようで、ほくろかシミかを分けるのが難しいほどです。
大きさは小さいものがほとんどで、せいぜい1~2mmです。
次に色素性母斑ですがメラニン色素が増えたものでなく、母斑細胞自体が増えたものです。
母斑細胞は皮膚の表面が盛り上がるだけでなく、皮膚の深部にも増殖するのが特徴です。
見た目ははじめのうちは単純黒子と同じようなものですが、次第に大きくなったり盛り上がるなどしてきます。色は薄茶色や肌色まであります。
形状はほくろの表面が隆起してでこぼこしたもの、毛が生えたもの(有毛性色素性母斑)、褐色の班の中にさらに点状の黒色班が混じったもの、などそれぞれです。