ほくろの除去には自宅で行えるいわゆる民間療法と呼ばれる種類。
皮膚科、形成外科、美容外科といったほくろを含めた皮膚領域の治療専門とした、医療機関で行う治療方法の二つに大きく分けることができます。
現在、医療機関で行われているほくろの除去治療の、代表的な手術方法をあげてみました。
・炭酸ガスレーザー
・Qスイッチヤグレーザー
・切除縫合法
・電気メス
・くり抜き法
・凍結療法
(炭酸ガスレーザー )
炭酸ガスレーザーはCO2レーザーメスとも呼ばれています。適応として小さめのほくろ、盛り上がったほくろの治療に使用されます。
レーザーを照射させることで、組織内の水分を蒸散させて切開・止血・凝固をを同時に行います。
メリットとして金属のメスに比べ出血良が断然少なく済み、皮膚のごく浅い部位の切除でも可能。
また周辺組織への影響が極めて少なく済み、傷の治癒も早いという特徴があります。
治療後はほくろの大きさ、部位、深度、によっても変わってきますが、治癒するのはおおむね7日~10日ほどです。
治療後の皮膚は紫外線の影響を受け易く、炎症性の色素沈着が起き易いため紫外線対策は必須です。
(Qスイッチヤグレーザー )
Qスイッチヤグレーザーは、主に表面が平坦なほくろの治療に使用されます。
Qスイッチヤグレーザーは、メラニン色素をもつ細胞のみに反応し、破壊します。
そのため、周囲の組織を傷つけることなく治療が可能になります。
ほくろ以外にあざ・しみなどの、色素性の皮膚トラブルの治療にも使用されています。
治療後は一時的に発赤したり、かさぶたができることもあります。
時に、一時的ですが色素沈着も起きる場合もあります。
(切除縫合法)
直径が 3 ~ 5 ミリ以上の厚みのある大き目のほくろや、悪性の可能性が高いほくろのなどに選択される方法です。
ほくろの周囲をメスを用いて紡錘形に切り取った後、糸で縫い縮める方法です。
抜糸の時期はほくろの大きさ、部位、深度によって変わりますが、おおむね1~2週間ほどになります。
抜糸後はテーピングなどをおこなって保護します。
次第に傷痕は目立たなくなっていきます。
(電気メス )
主に小さ目の盛り上がったほくろに用いられる方法です
レーザーを使用にて、削り取るようにほくろを除去します。
削り取る加減が技術を要し、治療効果は他の手術と変わらないため、最近は炭酸ガスレーザーや、Qスイッチヤグレーザーにおされて最近はあまり選択されなくなった方法です。
(くり抜き法 )
円筒状の機械を使用し、ほくろの周りの皮膚ごと切除してしまう方法です。
切除したあとは縫合の必要がなく、軟膏治療のみ施します。
傷はだいたい10日ほどでふさがるようですが、完全に治癒するまでは傷にテーピングや軟膏処置が必要で刺激を与えずに清潔を保つ事が大切です。
そのうちに切除した部位は埋まっていき、さらに平坦にとなって治癒していきます。
治療後の切除した皮膚は赤くなりますが、 2 ~ 3 ヶ月も経てば肌色へと戻ります。
(凍結療法 )
ほくろを凍らせて切除する方法です。 -196℃の液体窒素を含ませた綿棒をほくろに押し当て、
2~3回繰り返して冷凍させることで、ほくろの組織が破壊されます。
治療後、だいたい1週間程でかさぶたになり自然に落ちていきます。
この方法は昔からいぼの治療として皮膚科などで用いられていた方法ですが、ほくろにも効果があるのが解り、今ではほくろの治療法の1つとされています。
利点は麻酔の必要がなく、傷もできないので治療後に入浴などの制限がないことが利点です。